ハンス エークの “リンドースヒュ−ス” が世界中に反響を呼んだ

 
▲2005/6/24アリングソース新聞

ハンスの低エネルギー“ハウス”モデルがアリングソースの旧い住宅で試される

アリングソースの住民のハンス エークはいまやすることなすこと全て順調にいっている。建築設計家で研究者で、リンドースヒュ−スと呼ばれる、“無暖房住宅”の設計者だ。この無暖房住宅は世界中で反響を呼び起こしている。そこで、今後は古い住宅の改築に着工する時期だ。その最初の仕事はアリングソースのブローゴーデンだ。

イエテボリ市郊外のリンドースにあるパッシブハウスは、3年前に完成したものだが、国家試験機関やリンシューピング大学およびウプサラ大学などからも高く評価されている。システムはシンプルだ。

このパッシブハウスの原理は、断熱材を豊富に使用し、低エネルギー値の窓、気密性と換気の熱交換に基づいたものだ。建物内部にいる人間、家庭用電気製品、照明器具などの電気製品も、熱を発しているのだ。
さらに、室内気温を20度以上にしたい場合には、利用できる加熱用の電気もついている。

「この家の成功で、エネルギー省はスウェーデンの国内各地でいくつものプロジェクトが発足することになった。2008年までに、約20件のプロジェクトが発足する予定で、さらに数百万クローネがこのプロジェクトのために支給される計画だ。」



日本で受賞

ドイツでは、もっとずっと進んでいます。ドイツにはパッシブハウスの原則に基づいて建設された住宅が9000戸以上ものありますと、アイルランドでの講演会から帰国したばかりの、ハンス エークは語っている。アイルランドは、アリングソース住民のハンスが近年訪問した諸外国の一つだ。

ハンス エークとドイツ人のウォルフガング フェイストは「無暖房住宅」で、イエテボリの国際環境賞を受賞したが、以後この「無暖房住宅」は世界中で注目されるようになった。イエテボリの国際環境賞は2年前に、ユニヴァ−シム(イエテボリ市内のサイエンス センター)で、ヨーラン パーション首相から与えられた。しかし、賞はこれだけではない。
9月にはハンスは新しい賞を受け取るために日本に出かける予定だ。日本の経済産業省が、アリングソース市民のハンスの省エネルギー住宅の建設方法に対して、100万円(約7万クローネ)を与えることに決定したのだ。

「非常にうれしいことです。日本には行ったことがありますが、10日間で5回も講演会をしました。受賞式は東京です。」と、ハンスは語ってくれた。




パッシブハウスは、英国やその他の国々でも注目されている。マルメ市での、省エネルギー住宅の建設に関する会議で、アリングソース市民のハンスは、社会構築大臣のモーナ サリーンや英国の環境大臣に出会ったが、省エネルギー住宅への関心が高いということはまぎれもないことだ。

「スウェーデンも英国も温暖化をもたらすガスの排出を減少させるために協力するという合意書を交わしています。住宅の暖房は、このガスの排出の大きな原因となっているのです。」と、ハンス エークは語っている。


画期的な家

古い住宅をパッシブハウスにするという画期的なプロジェクトが実現することになった。このアイデアは、AB アリングソースヘムの、イング マリー オーデグレン社長になどにすでに提出ずみであり、社長は、ブローゴーデンでの可能性についてよりくわしく調査することを積極的に支持している。ブローゴーデンは、1970年代にアリングソース市内に建設された旧い団地だ。

「何かをしなければならないところです。エネルギーは今後安くなるということはありませんし、ブローゴーデンは改築しなければならない住宅です。今秋には、ハンス エークと一緒に調査をする予定です。この方法が魅力的なのは、改築への投資額がすぐにもとがとれるということです。」と、イング マリー オーデグレン社長は語っている。

京都議定書をクリヤーしている。 予定通りにゆけば、リンドース方式により300戸のアパートを改築する予定だ。同じリンドース方式により、ブローゴーデン地区での新築も検討されている。

ハンス エークは、これで暖房費用を大幅に削減できると信じている。一平方メートルあたり、年間140kwhから36kwhにまで減少できるのだ。

「ブローガーデンは特別なケースというわけではありません。少なくとも国内には、ブローガーデンと同じような形式で建築されたアパートがまだ60万戸もあるのです。これら全部のアパートを低エネルギー住宅に変換できれば、スウェーデンは原子力発電所を閉鎖して、同時に原油の輸入もやめ、その上、京都議定書も余裕をもってクリヤーできるのです。」と、ハンスは語っている。



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