■2月25日(金)午前 会場へ 朝、ハンス氏、友子さん、今川で、会場の目黒区民センターに向かった。 愛宕山Tインから歩き、神谷町の地下鉄駅に向かった。 ハンス氏は、朝早く起き付近を散歩したらしく歩きながら友子さんにいろいろと付近の説明している。 地下鉄駅近くの大通りに面したビルとビルの谷間に残る住宅を見て、不思議な光景に映ったようだ。 カメラに収めている。 『都市計画は行われているのか?』の質問に、 『バブル景気の落とし子ですね』そう答えた。 地下鉄で中目黒に向かった。 ハンス氏は地下鉄に乗りたかった様だ。 車内では地下鉄路線図を見ていた。 中目黒駅からタクシーで、会場の目黒区民センターに向かった。 ■2月25日(金)東京セミナー ハンス氏と友子さんは、パネラーとの打ち合わせを済ませ、東京セミナーが始まった。 最初に、友子・ハンソンさんが 『住を大切にすること〜スウェーデン人の考え方』と題し講演を行い、スウェーデン人が生活で大切にする物の順序は (1)住まい (2)バカンス (3)車であること。 住まいの購入に際して、税金控除が大きいこと。 住まいの選択基準は、女性は立地条件、男性はブロードバンド設備と二分されていること。 ストックホルムでおきた、欠陥マンションの施工業者の処分が、大変厳しくその業者の株価が暴落していること。 現代社会において、私達が持っている最大の強みは、選択が出来る事であり、良い選択の基準は、省エネであり、次の世代に良い状態で地球を残す事であると話した。 ▲講演中の友子・ハンソン氏 続いて、堀内事務局長が スウェーデンでは、新しいエネルギーを造りだすことよりも、現在のエネルギーを使わないことを重視している事を話した。 その後、ハンス・エーク氏の講演が行われた。 ▲講演中のハンス氏 ■パネルディスカッション 出席者は、 山岡淳一郎氏(ノンフィクション作家)が総合司会を務め、 ハンス・エーク氏(通訳 友子・ハンソンさん) 大木 浩氏(全国地球温暖化防止活動推進センター代表) 田中辰明氏(お茶の水女子大学生活科学部教授) 小澤徳太郎氏(環境問題スペシャリスト) 夏目康広氏(康和地所(株)代表取締役) 堀内正純氏(外断熱推進会議事務局長) 以上の8名で行われた。 ▲東京講演の様子 ▲パネリスト山岡淳一郎氏と田中辰明教授 大木 浩氏は、 地球温暖化に対して日本人は何をすべきか考えて今のライフサイクルや経済を変えずに6%達成は無理であり、日本人一人ひとりの意識改革が急務であると訴えた。 ▲パネリスト大木浩氏とハンス氏 小澤徳太郎氏は、 京都議定書の位置付けは、各国により異なり日本の考えも、スウェーデン国から見ると甘い捉え方だ。認識の改革を持って取組まなくては、日本の基準達成はおぼつかないと、強く訴えた。 夏目社長は、 自宅である外断熱マンションに義母が泊まられた様子を語られ、外断熱の体感上の違いを説明した。 ▲パネリスト小澤徳太郎氏と夏目康広氏 その中で、小澤徳太郎氏発言と友子・ハンソンさんの講演が特に印象深かった。 同じオイルショックを受け、まったく別の道を歩んだ日本とスウェーデンは、すべてに対照的だったこと。 ハンス氏が講演内容で話す、初めに叡智を結集して建てた住宅は失敗したが、建て主から励まされ再度省エネ住宅に挑戦。やがて究極の無暖房住宅に行き着く過程は、スウェーデンの、国を挙げて行っている『持続可能な社会の構築』の発想が、無ければ無かったのではないか。 国民一人ひとりへの、教育や情報提供が偉大な功績を産む土壌となり、さらにそれは良い結果となり、国の財産となる。 そこには、知識の循環型社会が、構築されていると感じた。 無暖房住宅だけを見ると、そこまでしなくても良いのではないか。 その助走程度で十分ではないか。今まで、無暖房住宅を訪れ視察した日本人はそう思っただろう。 スウェーデンと言う国の考え方、歴史が生んだ結果が、無暖房住宅となった様な気がする。そして、ハンス・エーク氏の精神や哲学無くして、無かっただろう。 ハンス氏の講演は3回目になるが、毎回新しい視点で無暖房住宅が見えてくる。 同行して感じたのは、本物は精神や哲学無くして生まれないと言う事だ。 あすは、COP3発効の地、京都に向かう。
<次号に続く>
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