外断熱建築推奨基準(暫定)

 
   近年、わが国においても外断熱工法によるマンション、ビル、住宅、病院などが建設されております。外断熱工法は、省エネルギー性や高耐久性で、今日のわが国の建築工法で主流となっている内断熱工法に較べはるかに優れているといわれております。また、結露やカビに由来する健康被害への対策としても有効で、快適な住環境を実現させるものです。
   しかしながら、断熱性能や開口部性能(窓・ドア)が一定の水準を持ち、熱橋(ヒートブリッジ)対策がとられ、熱交換換気がしっかりと行われている外断熱工法はまだ少ないのが現実です。名目は外断熱でもこれでは本当の外断熱の素晴らしさを実感することはできません。
   EiPC外断熱推進会議では、省エネルギー性と高耐久性を保ち、住民が健康で快適な暮らしを実現できるための外断熱建築の指針として、当面最低限必要と考える次の基準を推奨して参ります。

   この基準は、現在私たちが最低限必要と考えているものを文章化した暫定基準です。

当NPO法人が推奨する新築の外断熱建築推奨規準(2005年暫定基準)

基礎及び 土間断熱 基礎・土間の断熱材は発泡ポリスチレン50mm以上とする。
壁断熱 1.断熱材が躯体に密着し、K値がおおむね0.40W/m2・K(ロックウール・グラスウール100mm相当)以下である。
2.水蒸気が透過しやすい外装材を用い、または通気層が設けられるなど壁内結露防止の措置が取られたものである。
3.断熱材で連続しておおわれ、熱橋を最小限に抑える措置がなされている。
屋根断熱 1.壁と同等以上の断熱性能を持ち、結露防止の措置が取られている。
2.屋上を歩行仕上げとするときは適切な脱気措置が行われている。
サッシ JIS4706、JIS4702の規定によるH-5等級(熱貫流抵抗0.430m2・K/W以上)を満たす。
ただし当面はH-4等級(熱貫流抵抗0.344m2・K/W以上)のものも推奨する。
換気 2時間に1回の換気が確保される熱交換型換気装置(第一種換気設備)を備えている。
ただし当面は2時間に1回の換気が確保される集中排気型換気装置(第三種換気設備)を備えているものも推奨する。

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